ダルメートカプセル



ダルメートカプセル 10mg/15mg

 

特長

「ダルメートカプセル(15mg)錠」
ダルメート,ダルメートカプセル,ダルメート15,睡眠薬,効果,副作用,ベノジール

 

ダルメートは長時間型に分類される睡眠薬であり
中途、早朝覚醒に効果がある医薬品になります。

 

ベノジールカプセルとは同成分でありますが
ベノジールは10mgと15mgがありますが
ダルメートは15mgの1規格のみとなっています。

 

睡眠の質への影響

 

ダルメートカプセルの睡眠の質への影響
レム、ノンレム睡眠から見てみると下記のようになります。

 

睡眠レベル 与える影響
レム睡眠 影響は少ない
ノンレム睡眠(ステージ1) 不明
ノンレム睡眠(ステージ2) 不明
ノンレム睡眠(ステージ3/徐波睡眠) 不明
ノンレム睡眠(ステージ4/徐波睡眠) 不明

 

ダルメートカプセルはレム睡眠への影響が少なく生理的睡眠に近い眠りをもたらす睡眠薬であるといわれています。が徐波睡眠等各睡眠に対する詳細に関してはデータがなく不明です。

 

【参考】
一般的なベンゾジアゼピン系睡眠薬は深い睡眠を減少させ浅い睡眠を増加させる作用をもち眠る事は出来るが睡眠の質は悪化する事が多い。

 

 *関連記事:ノンレム睡眠とレム睡眠って?

 

作用時間(効果持続時間)

 

ダルメートカプセル 詳細
タイプ 長時間型
半減期 23.6時間(代謝物)
作用発現時間 30分
効果持続時間 不明(10時間以上と思われる)

 

血中濃度が最大になる時間(Tmax)が8時間程度になるので
効果持続時間はそれ以上と考えれれます。

 

副作用

 

気になる副作用に関しては翌朝に残る眠気、ふらふら感などでこれは効果が長時間持続する為に起床時に眠剤の効果が残ってしまう為に起こります。

 

がこれはなかなか難しいですよね。早朝覚醒を防ぐ為には効果が持続するタイプを選ばなければいけないですが、それに伴いこのような副作用が起こり易くなるのです。

 

長く催眠効果が持続するので眠気などの副作用が日中も持続してしまう可能性があり車の運転等される方は注意が必要です。

 

また長時間型睡眠薬なので離脱症状発現の可能性は少なくなっています。

 

依存性、耐性に関しては下記になります。

 

ダルメートカプセルなどの中〜長時間タイプの睡眠薬は
一般的にハルシオン、レンドルミン等の超短〜短時間型と比較すると
依存性や離脱症状などは少ないと言われています。

 

ベノジールカプセル 詳細
依存性 薬物依存可能性あり
耐性 生じる可能性あり

 

大量投与、連用中の急な服用中止などで依存性、耐性が起こる可能性が高いので注意が必要です。

 

2017年3月に「連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること」という重要な基本的注意が追加されました。

 

またアルコールを服用する事により
ベノジールの効き目が増強、持続する事があったり
また服用した翌日の飲酒での発現する場合がある(効果持続時間が長い為)お酒はできれば控える事が望ましいかと思われます。

 

薬価

ダルメートカプセルの薬価は下記のようになります。

 

2016年4月薬価改定について反映しました。

規格 薬価
ダルメートカプセル15mg 10.3

*次回の薬価改定はH30年4月になります。

 

 

注意点

ダルメート,ダルメートカプセル,ダルメート15,睡眠薬,効果,副作用,ベノジール服用中は飲酒は控えた方がベター
ダルメート,ダルメートカプセル,ダルメート15,睡眠薬,効果,副作用,ベノジールDr指示の服用量を厳守する!
ダルメート,ダルメートカプセル,ダルメート15,睡眠薬,効果,副作用,ベノジール途中で起きる予定がある場合は服用しない!

 

ダルメートカプセル情報

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