エリミン錠(3mg/5mg)
特長
「エリミン錠」
エリミン錠は
中時間型ベンゾジアゼピン(BZ)系睡眠薬に分類され
ニメタゼパムという成分の睡眠薬になります。
このニメタゼパム抗不安薬として知られている
ベンザリン錠の成分であるニトラゼパムと構造が似ているのですが
より効果が高く、作用発現までの時間が早いのが特長です。
睡眠の質への影響
エリミン錠の睡眠の質への影響を
レム、ノンレム睡眠から見てみると下記のようになります。
睡眠レベル | 与える影響 |
---|---|
レム睡眠 | 不明 |
ノンレム睡眠(ステージ1) | 不明 |
ノンレム睡眠(ステージ2) | 不明 |
ノンレム睡眠(ステージ3/徐波睡眠) | 不明 |
ノンレム睡眠(ステージ4/徐波睡眠) | 不明 |
エリミン錠に関して各睡眠レベルに与える
影響のデータがなく不明となりますが一般的な
ベンゾジアゼピン系と同じような形になるかと思われます。
【参考】
一般的なベンゾジアゼピン系睡眠薬は
深い睡眠を減少させ浅い睡眠を増加させる作用をもち
眠る事は出来るが睡眠の質は悪化する事が多い。
*関連記事:ノンレム睡眠とレム睡眠って?
作用時間(効果持続時間)
エリミン錠 | 詳細 |
---|---|
タイプ | 中時間型 |
半減期 | 約12時間 |
作用発現時間 | 15〜30分 |
効果持続時間 | 4〜8時間程度 |
副作用
最も起こる可能性が高い副作用としてはふらつき、倦怠感症状などがあります。一過性前向性健忘が起こる可能もわずかですが考えられますので過量服用などは注意しなければいけません。
急な服用中止によって反跳性不眠、離脱症状が起こる可能性があり、また依存性(精神、身体)、耐性も起こる可能性があります。
そのような事を避けるためにも急にカットするのではなく中時間、長時間タイプの睡眠薬に変更して減らしていくという形をとる事があります。そんな場合にこのエリミン錠が使用される事があります。
依存性、耐性のまとめは下記のようになります。
エリミン錠 | 詳細 |
---|---|
依存性 | 薬物依存(頻度不明)可能性あり |
耐性 | 生じる可能性あり |
2017年3月に「連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること」という重要な基本的注意が追加されました。
アルコールとの併用に関しては添付文書では併用しない事が望ましいとの記載があります。お酒はどうしてもという時以外は控えた方がベターですね。
薬価
エリミン錠の薬価は下記のようになります。
2016年4月薬価改定について反映しました。
規格 | 薬価 |
---|---|
エリミン錠3mg | 14.1円 |
エリミン錠5mg | 18.4円 |
*次回の薬価改定はH30年4月になります。
注意点
Dr指示の服用量を厳守する!
途中で起きる予定がある場合は服用しない!
エリミン錠 医薬品情報
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