ユーロジン錠



ユーロジン錠(1mg/2m)

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特長

「ユーロジン錠」

 

ユーロジン錠
ベンゾジアゼピン(以下BZ)系に分類される睡眠薬で
国内企業である武田薬品工業が開発した睡眠薬になります。

 

があまり多く処方されていないのが実感としてあります。
同じ中時間型ですとサイレース、ロヒプノールの方が効果が強く
効き目がいいので使われているかと思います。

 

睡眠の質への影響

 

ユーロジン錠の睡眠の質への影響
レム、ノンレム睡眠から見てみると下記のようになります。

 

睡眠レベル 与える影響
レム睡眠 ほぼかわりない
ノンレム睡眠(ステージ1) 不明
ノンレム睡眠(ステージ2) 不明
ノンレム睡眠(ステージ3/徐波睡眠) 減少
ノンレム睡眠(ステージ4/徐波睡眠) 減少

 

睡眠stage2〜4に対してはニトラゼパム(ベンザリン)等他の
ベンゾジアゼピン系化合物と同傾向の変化を認めるが、
REM睡眠期に対する影響は比較的少ないと考えられる。

 

【参考】
一般的なベンゾジアゼピン系睡眠薬
深い睡眠を減少させ浅い睡眠を増加させる作用をもち
眠る事は出来るが睡眠の質は悪化する事が多い。

 

 *関連記事:ノンレム睡眠とレム睡眠って?

 

作用時間(効果持続時間)

 

睡眠作用は速やかに発現し、強く、かつ安定していると
いわれている睡眠薬になります。

 

ユーロジン錠 詳細
タイプ 中時間型
半減期 約24時間
作用発現時間 30分
効果持続時間 8時間程度

 

副作用

 

最も起こる可能性が高い副作用としては眠気、ふらつきが5%以上の値となっています。

 

一過性前向性健忘が起こる可能もわずかですが考えられますので過量服用などは注意しなければいけません。

 

急な服用中止によって反跳性不眠、離脱症状が起こる可能性があり、また依存性(精神、身体)、耐性も起こる可能性があります。

 

そのような事を避けるためにも急にカットするのではなく中時間、長時間タイプの睡眠薬に変更して減らしていくという形をとる事があります。そんな場合にこのユーロジン錠が使用される事があります。

 

依存性、耐性のまとめは下記のようになります。

ユーロジン錠 詳細
依存性 薬物依存(頻度不明)可能性あり
耐性 生じる可能性あり

 

2017年3月に「連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること」という重要な基本的注意が追加されました。

 

アルコールとの併用に関しては添付文書では眠気、注意力、集中力、反射運動能力などの低下が増強されるとあり、なるべくひかえるのがベターですね。

 

薬価

ユーロジン錠の薬価は下記のようになります。

 

2016年4月薬価改定について反映しました。

規格 薬価
ユーロジン錠1mg 9.1
ユーロジン錠2mg 14.4
ユーロジン散1% 56.6

*次回の薬価改定はH30年4月になります。

 

 

注意点

ユーロジン,ユーロジン錠,睡眠薬,副作用,2mg,半減期,時間,効果,1mgDr指示の服用量を厳守する!
ユーロジン,ユーロジン錠,睡眠薬,副作用,2mg,半減期,時間,効果,1mg途中で起きる予定がある場合は服用しない!

 

ユーロジン錠 医薬品情報

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