サイレース錠

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特長

「サイレース錠」
この薬は睡眠薬の中でアメリカ行く際には注意しなければならない
睡眠薬になります。それはアメリカへの持込が禁止されており
許可なしで持ち込むと逮捕されてしまう可能性もあります。
（アメリカでは麻薬指定されています）

 

規格は２種類あり1mg、2ｍｇになり
成分名がフルニトラゼパムになり、先発品として
ロヒプノールも同じ成分の睡眠薬になります。

 

サイレース錠は
中時間型ベンゾジアゼピン(BZ)系睡眠薬に分類され
BZ系睡眠薬の中でも最も効果が高いと言われています。

 

睡眠の質への影響

 

サイレース錠の睡眠の質への影響を
レム、ノンレム睡眠から見てみると下記のようになります。

 

睡眠レベル	与える影響
レム睡眠	軽度現象
ノンレム睡眠（ステージ１）	不明
ノンレム睡眠（ステージ２）	不明
ノンレム睡眠（ステージ３/徐波睡眠）	軽度現象
ノンレム睡眠（ステージ４/徐波睡眠）	軽度現象

 

添付文書よりサイレース錠は
入眠までの時間短縮及び、全睡眠時間の延長が認められたとあり
入眠までの時間短縮及び、全睡眠時間の延長が認められたとありますが
レム、ﾉﾝﾚﾑ睡眠は軽度減少させるようです。

 

 

【参考】
一般的なベンゾジアゼピン系睡眠薬は
深い睡眠を減少させ浅い睡眠を増加させる作用をもち
眠る事は出来るが睡眠の質は悪化する事が多い。

 

　＊関連記事：ノンレム睡眠とレム睡眠って？

 

作用時間（効果持続時間）

 

 

サイレース錠	詳細
タイプ	中時間型
半減期	約７時間
作用発現時間	３０分
効果持続時間	６〜８時間程度

 

副作用

 

最も起こる可能性が高い副作用としては
翌朝の眠気、ボーっとする症状などがあります。

 

また超短時間型睡眠薬、特にハルシオンなどで起こる可能性が高い
一過性前向性健忘が起こる可能性はあまりありませんが
起こる可能性は考えられます。

 

急な服用中止によって反跳性不眠、離脱症状が起こる可能性
があり、また依存性（精神、身体）、耐性も起こる可能性があります。

 

そのような事を避けるためにも急にカットするのではなく
中時間、長時間タイプの睡眠薬に変更して
減らしていくという形をとる事があります。
そんな場合にこのサイレースが使用される事があります。

 

依存性、耐性のまとめは下記のようになります。

サイレース錠	詳細
依存性	薬物依存（頻度不明)可能性あり
耐性	生じる可能性あり

BZ系睡眠薬は耐性、依存性が低く安全性が高いといわれています。

 

 

アルコールとの併用により
中枢抑制（呼吸抑制等）が強くなるので
できれば控える事が望ましいと思われます。

 

薬価

サイレース錠の薬価は下記のようになります。

 

2016年4月薬価改定について反映しました。

規格	薬価
サイレース1mg	14.0円
サイレース2mg	20.0円

＊次回の薬価改定はＨ３０年４月になります。

 

注意点

服用中は飲酒は控えた方がベター
Dr指示の服用量を厳守する！
途中で起きる予定がある場合は服用しない！
アメリカへの持込禁止

 

サイレース錠 医薬品情報

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